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久保 勝規; 堀田 貴嗣
Physica B; Condensed Matter, 378-380, p.1081 - 1082, 2006/05
被引用回数:4 パーセンタイル:22.72(Physics, Condensed Matter)電子系における多極子秩序を微視的観点から明らかにするために、われわれは-結合描像に基づいたモデルを、単純立方格子,体心立方格子,面心立方格子の3種類の格子の場合について解析した。このモデルは、結合を介した跳び移り積分を持つが、われわれはそのに関する2次摂動論を用いて、それぞれの格子における有効モデルを導出した。さらに、それらの有効モデルに対して平均場近似を適用し、単純立方格子では反強四極子転移、面心立方格子では反強八極子転移、面心立方格子では縦型の三重変調八極子転移が起こることがわかった。